企業間格差を利用した株式市場のバブル検出
- 発表者 : 水野貴之 ( 国立情報学研究所)
株式市場のバブルは,企業の時価総額がファンダメンタル(潜在的な企業業績)から乖離することで定義され,経済学では未だに,このバブルが崩壊前に検出できない.本研究では,財務諸表(企業の様々な業績)が類似する企業はファンダメン...続きを読む
株式市場のバブルは,企業の時価総額がファンダメンタル(潜在的な企業業績)から乖離することで定義され,経済学では未だに,このバブルが崩壊前に検出できない.本研究では,財務諸表(企業の様々な業績)が類似する企業はファンダメン...続きを読む
ICAPEBSで取引注文された通貨に関する1秒解像度の高解像度データを用いることにより、外国為替市場における状態変化を定量化した。外国為替市場で注文取引される通貨の注文回数と取引回数に着目し通貨ネットワーク構造の分析を行...続きを読む
日本国債先物のTickデータ、日本国債に関連する高頻度ニュースを分析し、日本国債の価格の時系列特性及び、量的緩和等の外生的ショックの統計性を報告する。 日本国債の価格の時系列は、これまで知られている他の市場と同様な統計...続きを読む
2空港間旅客機発着量と両空港近郊人口, 両空港間距離に関し, 簡単な 重力モデルを当てはめた場合の各空港周辺人口の増減の時空間パターンを議論する. まだ予備実験の段階に過ぎないが, 空港周辺地域の平均所得, 移動...続きを読む
最近,国内の企業間の取引関係についてネットワーク理論の立場からの様々なネットワーク分析が行われている.しかし、これらの研究に用いられているネットワークデータは,調査会社によるアンケート調査に基づいて作成されたものであり,...続きを読む
リーマンショック、欧州危機等の事象に対して、欧州を中心に、グローバルで盛んにシステミックリスクに関する研究が行われているが、銀行間ネットワークの連鎖の仕組みは十分に解明されていない。それらの研究のなかで、本研究では代表的...続きを読む
クレジット・デリバティブの普及、シャドーバンキングの拡大、アセットプライスの相関などがシステミック・リスクに与える影響を計量する上で、既知のデータが有効に活用できる側面や新規のデータの整備が望まれる側面などについて議論す...続きを読む
カルマンフィルターは、当初、リアルタイムに入手可能で、雑音(ノイズ)に汚染された時系列データからノイズを取りさり、的確に将来値を予測する工学上の手法として開発された。1960年代に人類が月に到着できたのはカルマンフィルタ...続きを読む
We examine a sample of 54 management buyouts (MBO) in Japan from January 2001 to March 2009 and document an av...続きを読む
この報告の目的は、(1)株式市場におけるバブルとバブル崩壊を理論的に説明するモデルを提案すること、(2)モデルを用いて実際のバブル崩壊を予測することである。 理論モデルでは、株式のファンダメンタルズを予測するファンダメ...続きを読む